研究課題
基盤研究(B)
加齢により低下した固有感覚が適切な振動刺激による可逆的変化と機能改善を医学的に証明することで、サルコペニアを呈した高齢者の日常生活動作改善のための治療法としての固有感覚機能の役割の有効性を学術的に問う臨床及び基礎研究を行う。本研究では高齢者に多い変形性関節症や変形性脊椎症に対する運動器疾患に対する治療効果としての固有感覚機能の変化や、持続的な振動刺激による固有感覚機能の改善効果、また新規薬剤の可能性を追求した脊髄神経節ニューロンの細胞分化と投射路形成作用を要するRunx3のサルコペニアの関与に関する検証、そして将来的な細胞移植治療を見据えたiPS細胞を用いた筋紡錘の分化誘導実験からなる。