アスリートの鉄欠乏予防のための栄養戦略：科学と実践の融合

• 研究課題/領域番号: 25K03011
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分59020:スポーツ科学関連
• 研究機関: 東洋大学
• 研究代表者: 石橋 彩 東洋大学, 健康スポーツ科学部, 助教 (40756524)
• 研究分担者: 小島 千尋 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 助教 (00845878) ; 亀井 明子 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ医学研究部門, 副主任研究員 (10276636) ; 塚本 敏人 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 講師(任期付) (70802099)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2029年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2028年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円); 2027年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2026年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円); 2025年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
• キーワード: ヘプシジン / Low energy availability / 鉄代謝

研究開始時の研究の概要

高強度・長時間の運動はヘプシジン（鉄の吸収を阻害するホルモン）の分泌を亢進させ、鉄欠乏、そして鉄欠乏性貧血の発症リスクを増加させる。このヘプシジンの分泌応答は、エネルギーが不足した状態での運動で特に亢進する。しかしながら、研究室で明らかとなったこれらの科学的知見がアスリートの抱える鉄欠乏の実態（現場）にどの程度起因し、その抑止策構築のための研究基盤となり得るか否かは明らかでない。そこで、本研究では、日本人アスリートを対象に鉄欠乏とエネルギー不足に関する実態調査を実施する。その上で、相対的エネルギー不足が運動後のヘプシジンの分泌応答に及ぼすメカニズムを検討することを目的として実験を実施する。