研究課題
基盤研究(B)
健康長寿の達成は我が国における喫緊の研究課題の一つである。カロリー制限が多くの生物種で寿命延長をもたらすことから、この数十年、臨床応用可能な『カロリー制限模倣薬』の開発を目指した分子機序の解明が世界中で進められてきた。しかし、臨床応用に至ったカロリー制限模倣薬が未だ存在しないのが現状である。本研究は、カロリー制限で誘導されるケトン体代謝、特に未知の肝外ケトン体代謝の生理機能・臓器保護効果に焦点を当て、健康長寿を目指した治療標的の同定を目指す。