多面的な脂肪酸代謝制御因子による代謝性肝疾患制御の解明

• 研究課題/領域番号: 25K03044
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分59040:栄養学および健康科学関連
• 研究機関: 富山大学
• 研究代表者: 中川 嘉 富山大学, 学術研究部薬学・和漢系, 教授 (80361351)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2027年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円); 2026年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2025年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
• キーワード: 脂質代謝 / 生活習慣病

研究開始時の研究の概要

CREBH欠損マウスは脂質代謝異常、慢性炎症を増悪化し、生活習慣病の終末像である肝がんを発症する。CREBHはすべての脂肪酸代謝プロセスを活性化させるにも関わらず、脂質代謝を改善させる一方向に調節し、養代謝全般の恒常性を維持する機能を有することを見出している。本課題では独自に開発したCREBH遺伝子改変マウスを用い、分子レベルから病態モデルマウスで脂質代謝制御が引き起こす脂肪酸組成の変化が生活習慣病の病態へどのような影響を与えるかを明らかにする。CREBH欠損時に生じる脂質の量と質の恒常性の破綻が炎症、組織再生異常を増悪化させ、線維化を引き起こす分子メカニズムを明らかにする。