栄養素と腸内細菌が制御する新しい免疫機構と大腸癌発症・進展メカニズムの解明

• 研究課題/領域番号: 25K03049
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分59040:栄養学および健康科学関連
• 研究機関: 香川大学
• 研究代表者: 岩部 美紀 (岡田美紀) 香川大学, 医学部, 教授 (70392529)
• 研究分担者: 宇山 徹 香川大学, 医学部, 准教授 (30457337) ; 佐々木 すみれ 香川大学, 医学部, 助教 (50965051) ; 山内 敏正 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40372370) ; 岩部 真人 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (30557236)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 25,870千円 (直接経費: 19,900千円、間接経費: 5,970千円); 2027年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円); 2026年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円); 2025年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
• キーワード: 大腸癌 / 腸内細菌叢 / 栄養素 / 免疫 / 生理活性物質

研究開始時の研究の概要

大腸癌の発症・進展には、環境因子と遺伝要因、そしてこれらの相互作用が大きく関与し、特に食事や生活習慣などの環境因子の影響は非常に重要とされている。しかしながら、その詳細な分子メカニズムは未だ十分に明らかにされていない。本課題では、栄養素に起因する大腸癌において、(1)生理活性物質ISPP1の慢性炎症および腸内細菌叢の制御機構の解明、(2)遺伝子改変マウスを用いたISPP1の大腸癌抑制メカニズムの解明、(3)ISPP1の臨床応用に向けた解析を行うことを目的とし、これまでに明らかにされていない、栄養素が大腸癌の発症・進展に与える影響および分子メカニズムを明らかにし、大腸癌抑制に繋がる基盤的データを得る。