研究課題
基盤研究(B)
新規概念「味覚-免疫連関」を様々な手法を用いて解明することを目的とする。① マウスをもちいて味蕾オルガノイドを作成し、病原因子添加/非添加群との間で形態変化や分子発現の差、とりわけ分泌成分に違いがあるかどうか調べる。② 候補受容体遺伝子をHEK293培養細胞に強制発現させ、病原因子投与時の細胞Ca2+応答を解析することにより病原因子の受容体を同定する。同時に、in silico分子動力学解析を進める。③ 病原因子をWTマウスに投与し、その生体変化について行動・味神経・遺伝子の各レベルで解析する。最後に、歯周病菌または癌細細胞をWTと味覚障害マウスの口腔内(舌)へ接種し、味覚-免疫を実証する。