研究課題
基盤研究(B)
本研究は、義手や義足を使用する人々を含む多様な身体に対応した、3次元姿勢推定技術の新たな枠組みを構築します。従来の技術は、標準的な四肢構造を前提とした訓練データに基づいており、身体の形状が異なる人々に対して正確な推定が困難でした。本研究では、義肢の形状や装着位置を映像から柔軟に復元しつつ、身体全体の動きとの整合性を保った姿勢推定を実現することで、こうした課題に取り組みます。加えて、義肢利用者の協力を得て実際の動作データを収集し、研究コミュニティ向けに段階的にデータセットを公開します。本研究は、多様な身体を正しく理解するための基盤を提供し、新たな研究領域の創出と国際的な波及を目指します。