研究課題
基盤研究(B)
本研究では,強度の高い刺激を提示された際に生じる反応・残効の仮想的提示が,知覚される刺激強度にどのように影響するかを明らかにし,限られたハードウェアで高強度の感覚刺激を知覚させられる感覚提示手法の実現を目指す.そのためにまず,強度の高い刺激を提示された際に生じる反応・残効を整理し,それを基に刺激が提示された際に生じる反応,残効を仮想的に提示する手法を構築し,それらが知覚に与える影響を明らかにする.その上で,クロスモーダル効果を用いた既存感覚提示手法と統合し,知覚される刺激強度に両者がどう影響を及ぼし合うかを明らかにし,新たな感覚提示手法として体系化をおこない,適用範囲や限界を整理する.