研究課題
基盤研究(B)
人間の視覚機能を補助・強化する次世代技術として、イベントベース拡散波面センシング(E-DWFS)による眼球収差計測技術を開発し、網膜投影ディスプレイ(RPD)と統合する。E-DWFSは、高時間分解能を持つイベントセンサと光源の高周波変調を組み合わせ、環境光ノイズを排除しながら小型・高精度・高速な眼球収差計測を実現する手法である。この技術をRPDに統合することで、眼球運動に追従した自然な映像提示や眼疾患の日常的モニタリングに向けた映像提示と眼球計測を両立するディスプレイ基盤技術の確立を目指す。