研究課題
基盤研究(B)
熟練設計者の認知限界を超える「大規模工学設計の最適化」は、新たな学理の創出、開発プロセスの高速化など、様々な観点から科学・産業競争力を強化する強力な社会基盤となる。しかし、このような最適化は、スパコン計算などの膨大なコストが必要になるため、社会に普及可能な技術レベルに達していない。本研究は、大規模工学設計の最適化に要するコストを90%以上削減する超低コスト最適化手法を開発する。これまでに構築してきた低コスト最適化手法をもとに、自動問題分解、転移学習などの新規技術を融合し深化させることで、最大500次元の高次元多目的最適化問題を、100オーダの評価回数で精度良く解けるアルゴリズムを開発する。