研究課題
基盤研究(B)
本研究は、「さらさら」といった質感を表す際に用いられるオノマトペ(擬音語・擬態語の総称)を活用した簡便な認知症早期診断アプリを開発する医工連携研究である。早期認知症段階から質感認知機能に障害が見られるという、高次認知機能障害の患者についての臨床研究報告に着目したものである。高齢者が発症しやすい失語症でもオノマトペは損なわれにくいため、高齢者に広めやすい利点がある。臨床実験で有効性が確認された質感画像を生成AI技術で増加可能にすることで、ゲーム感覚で日常的に利用できるアプリを作成する。さらに、提示画像の質感をオノマトペで表すゲーム感覚アプリでのトレーニングによる認知機能低下の抑止効果を検討する。