研究課題
基盤研究(B)
本研究は爪に含まれるホルモンにより、「病気ではないが、健康でもない状態」とされる「未病」を把握するための学理を探求する。人間の爪は2週間で約1mm成長し、その成長過程で血中のホルモンを取り込む。つまり、爪はホルモンの記録媒体である。本研究では、複数のホルモンを定量する独自技術により、人の心身の状態およびその変遷について評価・予測できるかについて検証する。具体的には、健常な女性を対象としたフィージビリティ研究、卒業研究従事者を対象とした概念実証研究、生活困窮地域に住む者を対象とした横断研究を実施する。