研究課題
基盤研究(B)
国内河川のケイ酸動態と後背地土地利用の関係を、ケイ素とゲルマニウム安定同位体比を用いて解析する手法の確立を目指す。実施事項は、(1) 国内主要一級河川の計測による流域毎の代表的な同位体比の決定、(2) 水田における灌漑水-土壌-イネ間での各同位体の分配実験、(3) 国内の代表的水田土壌を用いた両同位体の吸着挙動解析である。全結果を集約し、濃度情報では限界がある流域レベルの元素動態診断法を提唱する。