相同組換えによる二重鎖切断修復が染色体異常の原因になる「交叉」の抑制機構の解明

• 研究課題/領域番号: 25K03263
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分63020:放射線影響関連
• 研究機関: 大分大学
• 研究代表者: 花田 克浩 大分大学, 医学部, 講師 (90581009)
• 研究分担者: 西田 欣広 大分大学, 医学部, 准教授 (10336274) ; 寺林 健 大分大学, 医学部, 准教授 (40452429)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2027年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2026年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2025年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
• キーワード: 相同組換え / Holliday junction

研究開始時の研究の概要

放射線はDNAの二重鎖切断を誘導する。一方、二重鎖切断は非相同的末端連結や相同組換えで修復される。相同組換えが起きると『交叉』型と『非交叉』型の組換え産物を形成する。体細胞では、交叉はほとんど起きないため、交叉を抑制する仕組みがあると考えられている。しかし、DNA複製領域で起きる１つの末端の二重鎖切断を相同組換えが修復する際に関する交叉抑制に関する知見はほとんどない。本研究では、相同組換えの中間体構造であるD-Loop構造やHolliday構造の分岐点移動酵素や構造特異的エンドヌクレアーゼについて解析し、体細胞のDNA複製領域で起きる相同組換えにおける交叉抑制の分子メカニズムの解明に迫る。