研究課題
基盤研究(B)
堆肥化施設で発生するアンモニアガスは、現場や周辺の環境に悪影響を及ぼすため、回収して窒素資源として活用する必要がある。申請者は、堆肥排ガス中のアンモニアを回収し、数万mg/Lの高濃度硝酸溶液へと変換することで、藻類培養用の窒素源や窒素肥料としての利用を可能にする「高濃度硝化」プロセスを独自に開発した。本研究では、「高濃度硝化」プロセスの高度化を目指して、硝化菌が高濃度硝酸塩存在下で高い活性を持つ機構を解明するとともに、この特異な環境でも高活性を維持する新規の硝化菌群を構築することを目指す。