研究課題
基盤研究(B)
飲料残渣は、一部が微生物発酵により堆肥化されているものの、ほとんどが廃棄されているのが現状である。本研究では、飲料残渣の酵母の発酵資源への活用により、植物活性化物質(バイオスティミュラント)の生産を目的とし、堆肥を高機能化する食資源循環モデルの確立につなげることを目指す。具体的には、飲料残渣に含まれる増殖阻害物質に対し、酵母の耐性を進化育種工学を用いて高める。次に、最適な飲料残渣処理条件や発酵条件を決定する。さらに、細胞内のエネルギーレベルなどの改善により、バイオスティミュラントの生産性を向上させる。