研究課題
基盤研究(B)
風力発電施設の増加に伴うバットストライクや、コウモリ由来の人獣共通感染症の問題などに対処していくためには、コウモリがどのような季節的移動分散をしているのかを明らかにする必要がある。そこで本研究では、1)母系遺伝するミトコンドリアSSRマーカーを開発し、サンプルの母親を高精度で識別する、2)核SSRマーカー解析から父親のアレル頻度を推定し、森林分野で花粉散布パターンの推定に用いられるTWO-GENER法を改良し、コウモリの現在の移動分散を推定することを目的とする。