ネイチャーポジティブへ向けた社会・環境配慮型再エネ拡大と市場影響評価手法の開発

• 研究課題/領域番号: 25K03322
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分64050:循環型社会システム関連
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: キーリー アレクサンダー・竜太 九州大学, 工学研究院, 准教授 (40875423)
• 研究分担者: 松本 健一 東洋大学, 経済学部, 教授 (00534570) ; 田中 健太 武蔵大学, 経済学部, 教授 (30633474) ; 武田 秀太郎 慶應義塾大学, メディアデザイン研究科(日吉), 准教授 (50829801) ; 兪 善彬 九州大学, 工学研究院, 准教授 (50949287) ; 馬奈木 俊介 九州大学, 工学研究院, 教授 (70372456)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円); 2028年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2027年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円); 2026年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2025年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
• キーワード: カーボンニュートラル / ネイチャーポジティブ / 再生可能エネルギー / 社会的受容性 / 電力市場

研究開始時の研究の概要

本研究は、衛星画像と機械学習を活用した高精度な再エネ分布データの構築と、自家消費量の詳細把握を基盤に、生態系・景観への影響や社会的受容性を多基準意思決定（MCDM）手法で定量化した複数シナリオを策定し、それぞれが電力市場の価格形成や需給調整に与える効果を総合的に評価するものである。再エネの急速な導入に伴う環境保全や地域経済への影響を踏まえ、ネイチャーポジティブとカーボンニュートラルを両立できる具体的方策を提示し、持続可能なエネルギー転換を加速させることを目指す。さらに、分析結果をもとに政策提言書を作成し、国内外のステークホルダーと連携して社会実装を促進し、科学的根拠に基づく意思決定を支援する。