中東地域の武装非国家主体：越境的ネットワークがもたらす紛争継続のメカニズム

• 研究課題/領域番号: 25K03337
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分80010:地域研究関連
• 研究機関: 東京外国語大学
• 研究代表者: 松永 泰行 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20328678)
• 研究分担者: 末近 浩太 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (70434701) ; 山尾 大 九州大学, 比較社会文化研究院, 准教授 (80598706)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円); 2028年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円); 2027年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円); 2026年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円); 2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
• キーワード: 武装非国家主体 / 越境的ネットワーク / 紛争のダイナミクス / 戦略的利害計算 / イデオロギー

研究開始時の研究の概要

本研究の特徴は、武装非国家主体が持つ越境的ネットワークに着目することで、中東地域における隠された紛争継続のメカニズムを解明し、平和構築へ新たな視座を提供することにある。本研究では、武装非国家主体同士の越境的ネットワークだけでなく、非国家主体と地域の諸国家との間の越境的ネットワークを含めて、その動態を現地語文献や現地調査を通じた地域研究的手法と、計量テキスト分析とサーベイ実験などの社会科学の計量的分析手法を用い、実証的に検証する。これにより、武装非国家主体が他の国家主体や非国家主体と絡み合うことでどのように紛争の継続をもたらしているのかが解明できる。成果は視座と知見の双方で見込まれる。