（ポスト）ソ連と朝鮮半島の戦争体験の継承：記憶、表象、感情のポリティクス

• 研究課題/領域番号: 25K03344
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分80010:地域研究関連
• 研究機関: 島根大学
• 研究代表者: 前田 しほ 島根大学, 学術研究院人文社会科学系, 准教授 (70455616)
• 研究分担者: 立石 洋子 同志社大学, グローバル地域文化学部, 准教授 (00633504) ; 喜多 恵美子 大谷大学, 国際学部, 教授 (30410971) ; 森 類臣 摂南大学, 国際学部, 准教授 (60635093) ; 亀田 真澄 中京大学, 国際学部, 講師 (70726679)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円); 2028年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円); 2027年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円); 2026年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円); 2025年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
• キーワード: 戦争体験 / 記憶闘争 / ポスト社会主義 / 感情のポリティクス / ナラティブ

研究開始時の研究の概要

本研究課題は、危機的な国際情勢を迎えている今日、過去の出来事の知識が共有／抑圧される過程の選択だけでなく、感情がそこにいかに作用するのか、さらにそのように形成／忘却された記憶が集団の内外で感情にいかに働きかけるか明らかにすることをめざす。
中でも、ポスト冷戦の共同体を統合する感情的紐帯として、犠牲者意識に注目し、戦争についての物語/歴史の実態とその形成過程を実証的に解明する。具体的には、東アジアの地政学的不安要素であるロシア・ソ連と朝鮮半島の戦争の記憶、表象、感情のポリティクスに焦点を定め、戦争についての物語/歴史の実態、政治的制度化と形成過程を構造的に解明する。