脱オーバーツーリズムへ向けた「リジェネラティブ・ツーリズム」の計画論的研究

• 研究課題/領域番号: 25K03375
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分80020:観光学関連
• 研究機関: 龍谷大学
• 研究代表者: 阿部 大輔 龍谷大学, 政策学部, 教授 (50447596)
• 研究分担者: 高澤 由美 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授 (20509054) ; 佐野 浩祥 東洋大学, 国際観光学部, 教授 (50449310) ; 岡村 祐 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (60535433) ; 西川 亮 立教大学, 観光学部, 准教授 (70824829) ; 川井 千敬 立教大学, 観光学部, 助教 (21022279)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 18,720千円 (直接経費: 14,400千円、間接経費: 4,320千円); 2027年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円); 2026年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円); 2025年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
• キーワード: オーバーツーリズム / リジェネラティブ・ツーリズム / 地域還元 / 場所の低俗化 / 観光体験

研究開始時の研究の概要

本研究は、オーバーツーリズムからの脱却の政策的要件を詳細に検討することが、観光を政策課題とする地域・都市全般に有益な示唆を与えるとの立場に立脚する。その上で、オーバーツーリズムが悪影響をもたらす「地域住民の生活の質」ならびに「観光客の体験の質」に着目し、オーバーツーリズムの問題がコロナ禍以前から深刻化していた地域・都市を対象に広範な文献調査ならびに実態調査を展開し、宿泊施設や観光系店舗の増加に代表される観光活動の過剰な集積が地域・都市空間に及ぼす影響について実証的に明らかにしながら、今後の観光の展望のひとつとして地域還元型＝リジェネラティブな観光政策・戦略の理論構築を図ることを目的とする。