研究課題
基盤研究(B)
近年、ワクチン投与において、抗原やアジュバントの時空間パターンを「週」規模で持続的に制御する“スケジューリング”の重要性が明らかになっている。最近我々は、ボロン酸とジエタノールアミン誘導体との平衡反応で形成される構造体において、その開裂速度を、秒・分・時間・日・週・月に渡って自在に設定可能な開裂反応系を発見した。これを応用し、抗原とアジュバントの経皮的な放出プロファイルを「日」から「週」規模で自在に設定可能なマイクロニードル技術、いわば「貼るだけクロノワクチン」を実現するための基盤技術を開発する。