研究課題
基盤研究(B)
本研究課題は,マイクロ波を用いて褥瘡を早期に検出するシステムの開発を目指す。特に,発生頻度の高い仙骨部の褥瘡を,皮膚の含水率や形状の変化をマイクロ波の反射波から検知することで,初期段階で発見することを目指す。寝たきり患者だけでなく,長期臥床患者も考慮し,広い範囲を検知できるようする。複数のアンテナ配置や,より低い周波数(5.8GHz)の利用を検討し,検知範囲の拡大と精度の向上を目指す。また,ベッドマットの変形によるアンテナと皮膚間の距離変化に対応するシステムの開発を行う。これらは、MR画像を基にした高精細な人体ファントムを作製し,シミュレーションと実験により検証を行う。