東南アジア哲学の可能性

• 研究課題/領域番号: 25K03523
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01010:哲学および倫理学関連
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 望月 太郎 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (50239571)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 東南アジア / ジオフィロソフィー / 宗教哲学 / 哲学教育 / 哲学プラクティス

研究開始時の研究の概要

１）哲学と地域の関係性についてドゥルーズとガタリが論じた「ジオフィロソフィー」の基礎的諸概念（「領土」「脱領土化」「再領土化」）や地域言語の果たす役割等についての考察から出発して、東南アジア哲学を包括的に理解するためのフレームワークを構築する。また東南アジア地域における精霊信仰の「哲学化」を独自の「カミ」概念を用いて論じた人類学者・岩田慶治の研究を敷衍し、信仰の地域的特殊性にもかかわらず異なる宗教が平和裡に共存するこの地域における宗教と「哲学」の共存の土着の基盤を探る。
２）以上の理論的検討を行った上で哲学のエスノグラフィー（哲学研究者や学生の教育研究活動の参与観察記録）を記述する。