大乗仏教の認識論という視座からの道元思想の総合的研究―比較思想的探究

• 研究課題/領域番号: 25K03530
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01010:哲学および倫理学関連
• 研究機関: 駒澤大学
• 研究代表者: 頼住 光子 駒澤大学, 仏教学部, 教授 (90212315)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
• キーワード: 道元 / 正法眼蔵 / 選択本願念仏集 / 認識論 / 比較思想

研究開始時の研究の概要

従来の道元研究を牽引してきた宗学、と和辻哲郎に端を発する宗門外の哲学・思想研究者による道元研究は、これまで多くの成果を上げてきたものの、硬直化した解釈に陥ったり、また、自己の哲学・思想的背景を短絡的に道元に当てはめたりという傾向が見られる。本研究はこのような問題を解決すべく、(1) 道元の思想構造を、『正法眼蔵』等の主要著作に対する厳密な文献批判に基づきテクスト内在的に解明する。(2)(1)を基盤として、大乗仏教の認識論という視座から、道元の思想を、道元と同様の思想の強度と体系性をもった思想家として法然を取り上げ、比較思想的視点も含め多角的に検討する。以上の成果を国内外に発信することを目指す。