イギリス初期映画と女性参政権運動

• 研究課題/領域番号: 25K03664
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01050:美学および芸術論関連
• 研究機関: 法政大学
• 研究代表者: 高 みか 法政大学, 社会学部, 准教授 (00637465)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円); 2028年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: イギリス映画 / 女性参政権運動 / サフラジェット

研究開始時の研究の概要

イギリスにおける女性参政権運動が再燃した20世紀初頭は、映画の誕生と映画産業・文化の黎明期と重なった。そのような社会・文化的文脈のもと、女性参政権活動家、とりわけ「サフラジェット」として知られる過激派やその活動は、ニュース映画やフィクション映画（特にコメディ）に取り上げられ人気の題材となる。本研究では、1900年代初頭から1918年（制限付き女性参政権の実現年）にかけてイギリスで公開されたサフラジェットをテーマにした映画に焦点をあてイギリス初期映画における女性参政権運動家表象を分析するとともに、女性参政権運動家自身が映画という新しく誕生したメディアを運動の中でいかに活用したかを明らかにする。