「出来事」を解釈する枠組みとしてのゲーム

• 研究課題/領域番号: 25K03667
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01050:美学および芸術論関連
• 研究機関: 立命館大学
• 研究代表者: 井上 明人 立命館大学, 映像学部, 准教授 (70434454)
• 研究分担者: 吉田 寛 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (40431879) ; 松永 伸司 京都大学, 文学研究科, 准教授 (60778520) ; ROTH Martin 立命館大学, 先端総合学術研究科, 准教授 (80867143)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: ゲーム / 出来事 / 物語 / 因果 / 解釈

研究開始時の研究の概要

我々は同じ戦争の同じ経過を、小説に書くこともできるし、ゲームに表現することもできる。なぜ、このようなことが可能なのだろうか。本研究では、一連の出来事を「ゲーム」的なものとして把握することと、「物語」的なものとして把握することを連続した現象としてとらえ、それを因果的理解のモードの違いとして理論的整理を目指す。
この理論的整理によって、これまで「物語」概念で説明されてきた多くの論点（自己、歴史など）について「ゲーム」概念を用いて説明する可能性が開かれる。いわば、ナラティブ・ターンならぬゲーム・ターンとでも言うべき動向の萌芽になりえる。頻繁な研究会開催を基盤に作品分析・ケーススタディを実施していく。