研究課題
基盤研究(C)
8~9世紀の日本で成立した仏教典籍を、その時代の文筆資料として捉え、語彙・表現・典拠を検討することで、その時代の文筆活動の実態をつかむ資料として活用することを図る。本研究で期待できる具体的な成果を箇条書的に列挙すれば、以下の1~5のとおり。1.上代日本で成立した仏教典籍のうち、電子データ化されていない文献の電子データ化と校正済み電子データの学界への提供。2.仏教典籍を文筆研究の対象として捉える観点からの解題作成。3.日本成立の仏教典籍の用例検索を充実させた上代日本の語彙分析の試み。4.上記の諸成果を踏まえた研究報告および論文の発信。5.『上代日本漢語集成』の編集。