研究課題
基盤研究(C)
本研究では、横光利一・川端康成・片岡鉄兵を中心とする新感覚派(the Neo-Perceptionist School)の芸術活動の特色を20世紀前期日本の活字・映像の同時代メディアと検閲とのかかわりから解明することを目的とする。直筆原稿から活字化に至る文学の創作活動を克明にたどると同時に、新感覚派映画聯盟をはじめとする映画、演劇、美術を含む芸術活動を総合的に考察し、メディア検閲が厳しさを増していく状況下で新感覚派が活字と映像で目指した新しい表現の核心に迫る。