キリシタン来朝譚初期写本の研究―「非西洋」からの表象として

• 研究課題/領域番号: 25K03859
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02010:日本文学関連
• 研究機関: 桃山学院大学
• 研究代表者: 南郷 晃子 (中島晃子) 桃山学院大学, 国際教養学部, 准教授 (40709812)
• 研究分担者: 菊池 庸介 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30515838) ; シュウェマー パトリック 武蔵大学, 人文学部, 准教授 (30802946) ; 杉山 和也 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (40907557) ; 小峯 和明 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (70127827)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
• キーワード: 反キリシタン / キリシタン / 実録 / 切支丹 / 他者表象

研究開始時の研究の概要

キリスト教が渡来し去っていくまでを虚実織り交ぜて語るキリシタン来朝譚は、写本の形で近世中後期から近代はじめにかけて広く流布した。本研究はこの写本群についての研究を行う。そもそも同写本群は版本『吉利支丹物語』の影響下に成立するが、写本化に伴って、多様な書名とともに膨大な広がりを持つに至った。全貌解明は困難に見えたが、先行研究の蓄積および2024年度までの科研費（基盤研究C）の助成による研究成果により、この写本群の初期の形が区分可能な形で存在していることが想定された。これを踏まえて、キリシタン来朝譚の初期のものを明確にし、さらにその成立背景や受容の形を検証する。