第二次世界大戦後オーストリアにおける文学と文化的アイデンティティ形成

• 研究課題/領域番号: 25K03968
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02040:ヨーロッパ文学関連
• 研究機関: お茶の水女子大学
• 研究代表者: 前田 佳一 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 准教授 (70734911)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円); 2029年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: オーストリア文学

研究開始時の研究の概要

世界的には冷戦初期から中期にあたる1945年から1970年代までのオーストリアの政治状況と文学や文化との関わりについての批判的研究は、比較的新しいテーマである。グローバルな政治的状況がローカルな文学・文化といかなる関係にあったのかという問いに取り組むにあたっては、従来の外国文学研究で多く見られる個別の作家研究を中心とした手法では 不十分である。それゆえ本研究は文学を主たる対象としつつも、歴史学、文化政策研究、メディア研究、ジェンダー研究等の多角的・総合的な視点から、狭い意味での文学研究の枠に収まらないかたちでのアプローチを行う。