２０世紀前半のドイツ児童文学における「戦闘少女」の系譜研究

• 研究課題/領域番号: 25K03969
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02040:ヨーロッパ文学関連
• 研究機関: 金沢大学
• 研究代表者: 佐藤 文彦 金沢大学, 人文学系, 教授 (30452098)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2027年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: ドイツ文学 / 児童文学 / 少女小説 / ナチス

研究開始時の研究の概要

20世紀前半のドイツ児童文学における戦争モチーフを「戦闘少女」という観点から捉え直すことで、20世紀ドイツ語圏の戦争児童文学に描かれた少女像の変遷の実態を解明する。武器を手に戦争に参加する少女、すなわち「戦闘少女」が登場・活躍する主要作品のテクスト分析と、それぞれの時代（帝政期から第一次世界大戦期、両大戦間期を経てナチス時代まで）で理想とされた少女像との相違の有無や大きさについて、家族社会学やジェンダー学の知見に基づいた解析を行うことで、20世紀前半のドイツ児童文学における戦争と少女の関係の諸相を明らかにする。