研究課題
基盤研究(C)
本研究は、在華宣教師ポワロ(1735-1813)による新旧約聖書の翻訳である『古新聖經』の成立過程を探ろうとする試みである。現存するラテン語原典、満洲語版、及び中国語版を比較することを通じて、ポワロによる聖書の満洲語訳と中国語訳はそれぞれが独立して行われたのか、二種類の翻訳の間に影響関係は存在するのか、存在するとすればどちらがどちらに、どういったところで影響しているのか、といった問いに答えることを目的とする。