ビートン夫人作品にみる主婦像の変容・翻訳・伝播に関する研究

• 研究課題/領域番号: 25K04025
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02050:文学一般関連
• 研究機関: 名古屋葵大学
• 研究代表者: 山田 千聡 名古屋葵大学, 生活環境学部, 助教 (10847271)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: ビートン夫人 / 主婦 / 翻訳 / 明治 / 家政書・料理書

研究開始時の研究の概要

イザベラ・メアリー・ビートン（1836-65)は、英国の家政書・料理書の編著者として著名であるが、彼女の代表作The Book of Household Management（1861）以降の作品に関する詳細な分析や比較研究は行われていない。また、彼女の作品の翻訳書に関する体系的な研究は、現時点で確認できない。
本研究では、主にThe Book of Household Managementの縮刷版とその翻訳書を取り上げ、ビートン夫人が描いた理想的なヴィクトリア朝の主婦像が、時代背景に合わせてどのように変化し、明治期日本の主婦像の生成や伝播にどの程度影響を与えたか、を解明する。