平安鎌倉期における僧侶書記用文体の形成と展開

• 研究課題/領域番号: 25K04116
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02070:日本語学関連
• 研究機関: 新潟大学
• 研究代表者: 磯貝 淳一 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (40390257)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2028年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 日本語史 / 書記史 / 文体史 / 和化漢文 / 仏教漢文

研究開始時の研究の概要

本研究の目的は、平安鎌倉期の仏教テクスト（聖教）の原本調査および語学的分析を通じて、僧侶の言語活動の所産である諸文体（僧侶書記用文体）の言語的特徴を明らかにすることである。とくに僧侶の学問的活動に関わる聖教を中心に、表記・用語・構文・文章構造を観点とした文体の記述を行い、聖教の性格（内容・形式・目的等）により異なる姿を呈する書記用文体の実態解明を進める。そのために、未公刊資料の原本調査を行い、言語データベースの構築および分析を行う。言語的特徴に基づく文体把握が進展することによって、僧侶の書記用文体（和化漢文・漢字片仮名交じり文）が日本語の歴史において果たした役割を明確にすることが可能となる。