サタ行音の解明につながるザダ行音の統合としての「三つ仮名弁」の研究

• 研究課題/領域番号: 25K04133
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02070:日本語学関連
• 研究機関: 日本女子大学
• 研究代表者: 佐藤 栄作 日本女子大学, 文学部, 研究員 (80211275)
• 研究分担者: 久保 博雅 静岡英和学院大学, 人間社会学部, 講師 (30975975) ; 秋山 英治 愛媛大学, 法文学部, 教授 (40636148) ; 坂本 清恵 日本女子大学, 文学部, 教授 (50169588) ; 宮岡 大 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 助教 (81000007)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
• キーワード: 三つ仮名弁 / 四つ仮名 / 二つ仮名 / ザダ行音 / サタ行音

研究開始時の研究の概要

愛媛県西宇和郡伊方町（旧三崎町）与侈（よぼこり）地区の「三つ仮名弁」の実態を記述し、周辺の「三つ仮名弁」の残存の有無を調査する。また与侈の「三つ仮名」＞「二つ仮名」と類似する大分県旧大野郡川登村（現臼杵市）とその周辺の「三つ仮名弁」の存否と「二つ仮名弁」を含めた音声実態を調査し、与侈と合わせて、「三つ仮名」発生のプロセスについて考察する。それら「三つ仮名弁」の実態と、「四つ仮名」の消長についての文献資料の記述等から、ザダ行音の史的変遷について考察し、さらにはサタ行音の変遷について新たな説を提案する。