極小主義理論におけるコピー形成とその解釈の研究

• 研究課題/領域番号: 25K04146
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02080:英語学関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 中村 太一 東北大学, 文学研究科, 准教授 (00613275)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2028年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2027年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: コピー形成 / コピー解釈 / 主要部移動 / Incorporation / 極小主義理論

研究開始時の研究の概要

近年の極小主義プログラムでは、コピー形成操作としてForm Copyが提案され、句移動によらずに空所を含む長距離依存関係を構築することが可能となった。本研究課題では、この新たなコピー形成の可能性の下で、均一性やインターフェース条件の観点から予測される、主要部移動を用いない主要部間の長距離依存関係が存在すること、そして主要部移動を用いた長距離依存関係と主要部移動を用いない長距離依存関係が意味のインターフェースにおいて異なる解釈を受けることを経験的に裏付けることを試みる。この試みを通して、「言語は音と意味を結びつける最適解である」とする強い極小主義命題を追求することを目指す。