研究課題
基盤研究(C)
本研究では、中央アジアのキルギスで開催される日本語弁論大会出場者のスピーチの「構想」を分析し、母語(キルギス語、ロシア語)と目標言語(日本語)のスピーチにおける「説得の戦略」の特徴を明らかにすることを目的とする。具体的には次の2点を行う。第一に、キルギス人学習者のスピーチ原稿を収集し、母語と日本語のスピーチの「説得の戦略」を探る。第二に、中央アジア各国の学習者とキルギス人学習者のスピーチと比較分析することで、キルギス人学習者の特徴を導き出す。本研究成果に基づく日本語スピーチ教育方法を開発するとともに、学習者のスピーチによる異文化コミュニケーションへの提言を行う。