研究課題
基盤研究(C)
本研究は、「満洲国」における日本語教育の実態と、それが後代の日本語教育に及ぼした影響を解明する試みである。特に、人々の記憶に焦点を当て、文献資料と独自に採集した口述記録を活用し、当事者の内面に迫ることが、本研究の特色である。日本語教育研究の立場から、学習者や教師の内面への影響に注目し、戦後の新中国における日本語教育の発展との関連を解明することで、その歴史的な功罪を再検討することを目的としている。