研究課題
基盤研究(C)
多様な言語的・文化的背景を持つ外国籍住民の増加に伴い、日本語学習ニーズも複雑化しているが、地域日本語教室の空白地域の割合が全国一高い沖縄県では、その受け皿がないことが課題となっている。地域の日本語教室は、孤立しがちな外国人保護者の自己表現や社会参加の場となり得ることが指摘されており、外国人保護者のニーズを反映した教室づくりが求められる。本研究では、外国人保護者への聞き取り調査を基に日本語絵本の読みあい・語りあいの実践を構想し、実施・検討することにより、外国人保護者のための地域日本語教育の意義と課題を明らかにすることを目的とし、これからの地域日本語教育のあり方を考える一助とする。