研究課題
基盤研究(C)
本研究では、日本人英語学習者を対象に、特定の統語構造の音声提示を伴う絵描写課題を用いて、(1)インプットの提示方法、(2)学習間隔、(3)学習者の統語的経験の受けやすさが、累積的な統語的プライミング効果発現およびその持続性にどのような影響を及ぼすのかについて検証する。この実験は、日本人英語学習者をはじめとする外国語学習者の統語産出能力の自動化および脳内統語表象の宣言的知識から手続き的知識への移行をどのように促すことができるのかについて明らかにするものである。また、外国語の音声コミュニケーションにおける話者の統語構造の検索・引き出しの自動化を目指す研究および教育の発展に寄与するものである。