後期旧石器時代の成立とその出現前夜にかかわるフィールドアーケオロジー

• 研究課題/領域番号: 25K04402
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03010:史学一般関連
• 研究機関: 明治大学
• 研究代表者: 大竹 憲昭 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 研究推進員(客員研究員) (10974511)
• 研究分担者: 堤 隆 明治大学, 研究・知財戦略機構(駿河台), 特任教授 (70593953)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2029-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円); 2028年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 後期旧石器時代成立 / 後期旧石器時代前夜 / 石刃・非石刃 / 石材獲得

研究開始時の研究の概要

日本列島における後期旧石器時代の成立と、その出現前夜に関する石器群の評価は、今日の旧石器研究上の最大かつ熱い論題と言える。研究代表者の大竹は、関連する最重要遺跡の発掘調査に現場で主体的に携わり、自らその研究課題に直面してきた。野尻湖遺跡群と中期旧石器時代から後期旧石器時代への移行期とも目される竹佐中原遺跡で、いずれも中央高地信州の遺跡である。
一方、近年注目され分担者の堤が調査した初期後期旧石器時代（IUP）の香坂山石器群等の把握も踏まえ、列島全域の当該期石器群や、韓半島の類似石器群との比較もおろそかにせず、日本列島の後期旧石器時代の成立とその前夜の石器群のあり方を究明したい。