研究課題
基盤研究(C)
巨大都市江戸南部近郊、荏原郡臨海部地帯の村や町をフィールドとし、近世後期に一大産業へと成長を遂げた海苔(浅草海苔・品川海苔)を素材として、その生産・加工・流通・販売・消費の全過程を検討し、モノに即した全体史、海苔の名産化、江戸と近郊在地社会の関係構造、などの諸点から、当該地帯における社会=空間構造(地帯構造)の特質を、海苔を核として、包括的に検討する。