研究課題
基盤研究(C)
1970年代の日韓間で経済摩擦問題となった「韓国紬」問題を取り上げる。奄美群島の伝統産業であり基幹産業でもあった大島紬は、低廉な「韓国紬」の登場により大きな危機に見舞われ、奄美群島では島ぐるみの反対運動が展開された。この問題を通して、①対外的経済摩擦問題が地域社会に与えた影響、②地域社会レベルの社会運動、③様々なレベルでの日韓の相互交渉、④「韓国紬」問題による日韓の相互認識の変容、を明らかにする。