西大寺文書の研究資源化とその特質の研究

• 研究課題/領域番号: 25K04435
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03020:日本史関連
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 小瀬 玄士 東京大学, 史料編纂所, 助教 (30634026)
• 研究分担者: 高橋 慎一朗 東京大学, 史料編纂所, 教授 (10242158) ; 末柄 豊 東京大学, 史料編纂所, 教授 (70251478) ; 西田 友広 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (90376640)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2030-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2029年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2027年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 西大寺文書 / 南都 / 史料研究 / 日本中世史

研究開始時の研究の概要

奈良県奈良市に所在する西大寺は、奈良時代に孝謙上皇の発願によって創建された古代寺院であるが、鎌倉時代に戒律復興運動を行った叡尊が拠点としたことにより、中世の南都律宗教団の中心ともなった寺院である。このため西大寺は、平安期以来の興福寺末寺としての性格と、中世律宗教団の拠点としての性格を併せもつ、一つの特異な寺院となった。
しかしそれにもかかわらず、西大寺自体の研究は、その史料が厖大であることもあり、十分に行われてきたとは言い難い状況にあった。本研究では、この厖大な西大寺の史料から、中世文書の所在を明確化するとともに史料画像をデジタル化し、西大寺史や日本中世史のための研究基盤整備を図るものである。