研究課題
基盤研究(C)
本申請研究は、近現代日本の戦死者追悼施設の全容を解明するために、各地域の招魂社と国家レベルの靖国神社を相互連続性のうえでとらえることにある。主な、研究対象は、国家レベルの靖国神社と、地域の招魂社としては、霊山官祭招魂社、鹿児島招魂社、高知県招魂社である。これらを具体的形成過程に沿って歴史的事実を把握し、近現代日本の戦死者追悼施設の全体的構造を明らかにする。それとともに、靖国神社に偏りがちな戦死者追悼施設研究の認識を改めたいと考えている。