知恩院文書の研究資源化にむけた史料学的調査研究

• 研究課題/領域番号: 25K04469
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03020:日本史関連
• 研究機関: 佛教大学
• 研究代表者: 高橋 大樹 佛教大学, 公私立大学の部局等, 非常勤講師 (90837428)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2025年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 知恩院文書 / 文書管理 / 浄土宗寺院

研究開始時の研究の概要

本研究は、浄土宗総本山「知恩院文書」について、原本の悉皆調査にもとづいて全体像を把握して調査のデータ統合を図り、史料群として生成・管理の復元的分析を行なう史料学的研究である。知恩院文書は、一部が中・近世の知恩院や浄土宗教団史、地方末寺や檀中の動向に利用されてきたが、京都の門前町の都市社会史だけでなく、幕府・大名・朝廷をめぐる寺院行政史研究においても重要な位置を占める。なかでも同院文書の中核をなす役者「日鑑」や未公開の「帳場日鑑」の整理・調査、データベース化は必要不可欠なものであり、それらを含め知恩院文書全体を中・近世寺院史、政治史、地域社会史研究の研究資源として公開していくことを目指す。