歴史叙述・喜劇作品の演説場面から見たアテナイ民主政と演説文化

• 研究課題/領域番号: 25K04509
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 佐藤 昇 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (50548667)
• 研究期間 (年度): 2025-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2025年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2025年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 古代ギリシア史 / レトリック / 歴史叙述 / 喜劇 / 民主政

研究開始時の研究の概要

本研究は、前５、前４世紀の歴史叙述および喜劇作品に描かれた、アテナイにおける演説場面を対象に、演説者と聴衆の関係性を分析するものである。主たる対象はトゥキュディデス『歴史』、クセノフォン『ギリシア史』、アリストファネスおよびメナンドロスの喜劇作品とする。これまで弁論作品分析で得られた知見と本研究での作業を合わせ、古典期アテナイの演説文化を、演説者と聴衆、そして市民団の一体性の創出という観点から整理し直し、古典期アテナイの民主政像を総合的に再構築する。