研究課題
基盤研究(C)
考古学では放射性炭素年代測定法が最もよく利用され、かつ精度が高いとされているが、18世紀以降の遺物については、年代を絞り込めない問題がある。一方、測定できる資料が熱をうけた鉱物に限られるものの、熱ルミネッセンス法ではこの弱点を解消できる可能性がある。これまで測定の困難さからあまり行われてこなかった近世近代の窯跡の遺物を対象にこの方法による年代測定を行い、その有効性を確立する。