研究課題
基盤研究(C)
本研究は、東京電力福島原発事故の影響を受けた山村地域を事例に、人びとがいかに日常生活のなかで汚染の可能性のあるものとかかわっているのかを記述・分析する。食・住や娯楽に関係する具体的な営みをミクロな視角から調査するとともに、生活知、科学知、愛好家的な知などが危機的状況のなかで融合するさまを考察する。以上を通じて本研究は、現象学的な環境人類学を汚染論を足場とする新しい方向に開くことをめざす。